根管治療

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根管治療とは

根管治療とは

根管とは、歯の根の中の神経や血管が通っている部分を言います。虫歯菌がこの部分まで到達したり、根管の先で病巣を作ると、強い痛みが生じます。

根管治療とは、歯の内側の根管内に入った細菌を除去、消毒を行うことで痛みや腫れといった症状を取り除く治療になります。

抜髄について

虫歯がエナメル質、象牙質を通りすぎ、歯髄(歯の神経)まで達すると、食事などの刺激がなくてもズキズキとした強い痛みに襲われます。このような症状が出た場合は、残念ながら虫歯菌に侵された歯髄を取り除かないと痛みは治まりません。

歯髄は歯に栄養を届けたり痛みを感じる働きをしているため、歯髄を除去してしまうと歯は脆く割れやすくなり、虫歯が再発した場合の発見が遅れることで、歯の寿命を縮めてしまうことに繋がります。そのため、当院ではできるだけ歯髄は温存する方針で治療を行いますが、歯髄を取らないと痛みがひかない、と診断した場合には根管治療(歯の神経を取り、消毒する治療)を行います。

歯の根の中の神経である歯髄がある根管は、人によって形がそれぞれで、枝分かれしていたり、複雑に曲がっていることもあります。当院ではそういった難しい症例では、CTで三次元的な画像解析を行ったり、デジタルマイクロスコープを使い最大80倍まで拡大した視野下で根管を見て、ニッケルチタン製の柔軟性のある治療器具を用いることで、感染歯髄除去の確実性を高めることができます。

*CTやマイクロスコープを用いた治療は、歯によって保険が適応となる場合があります。

感染根管治療について

  1. 歯髄まで虫歯菌が感染しそれを放置してしまった場合や、以前歯髄をとる根管治療をした歯の根の先で虫歯菌が繁殖してしまい、噛むと鈍く痛い(鈍痛)、歯茎を横から押さえると痛いという症状があるときは、根尖性歯周炎(Per)という歯の根の炎症が考えられます。

    レントゲンでPerの診断となった場合、根の内部の感染した歯髄や腐敗物、細菌を取り除く、感染根管治療を行うことになります。感染根管処置は、根の中の細菌反応がなくなるまで根管内の消毒を行いますが、根管の形態や感染した細菌の種類によって治療期間が大きく変わります。治療は平均して2~3カ月ほどかかるため、そうならないためにも虫歯を放置しないよう心がけましょう。

    根尖性歯周炎

外科的歯内療法

歯茎を切開し、歯茎側から根の先の病巣を直接取り除く外科的な治療を、歯根端切除術といいます。

歯根単切除術が適応となるのは、「通常の根管治療では治癒が望めないケース」、「どうしても現在の被せものを外せないケース」などです。

ご自身の症状が適応になるかどうかは、診察の際にご相談ください。

外科的歯内療法

診療時間
09:00〜13:00 - -
14:30〜18:00 - 17時
まで
-

【 第3月曜 】14:30〜18:00(矯正治療のみ)
【 休診日 】月曜・日曜・祝日

『 ふみ歯科クリニック芦花公園 』

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芦花公園駅北口から徒歩1分

東京都世田谷区南烏山3丁目4-10
VIC芦花公園1階